[RADICA:19990421] カタログスペックに出ない魅力 IBM ThinkPad 570
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■ Mail Magazine Radica 1999年 4月21日(水) 第306号 □□■
■ Contents
□ RADICA EXPRESS 「最新インターネット情報」
カタログスペックに出ない魅力 IBM ThinkPad 570
□ 中国安徽省合肥より
□ ボストンバッグ
□ めたまんの編集メモ
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■ RADICA EXPRESS 「最新インターネット情報」
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● カタログスペックに出ない魅力 IBM ThinkPad 570
IBMから、A4サイズのノートブックパソコン、「ThinkPad 570」が発売になった。
この機種、実に特徴のないノートブックだ。カタログスペックは、A4ノートとし
てはありきたりのどこにでもあるもの。ThinkPadの伝統である黒い地味な外観も、
どうにも魅力的ではない。競争力があるとは思えない、どうしてこんなものを出
したのか、とまでいえる。コンピューター情報系のニュースサイトでも、どう紹
介していいのか困っている感じもあった。
しかし、マニアの注目度は高い。570発売を待ち望んでいたとの声も聞く。この
人気の理由は、カタログスペックに現れない部分にある。
570は、ロングセラーの560という機種の後継にあたる。1996年に発売された
560は、発売当初から高い人気を集め、マイナーチェンジこそあったものの、基本
的にスペック変更無しで発売され続けた。変化が激しいノートブックの世界では
驚異的な息の長さだ。
その秘密はキーボードにある。使い勝手がとてもいいのだ。これだけ薄型なら
ば、キーのストロークは非常に少ないはずなのだが、それを感じさせない構造に
なっている。
また、少々の扱いでは壊れない、高い堅牢性も人気の理由だ。動作中、誤って
机の上から落としても壊れなかったという話も聞いている。ふたを閉じた状態な
ら、上に人が乗っても破壊しない設計になっているとも聞いている。
この560を受け継ぐ570に、モバイラーの注目が集まるのは当たり前だ。是非、
店頭でさわってみることをお勧めする。
○ ThinkPad 570の発表
http://www.ibmlink.japan.ibm.co.jp/AIS-CONS-cgi-bin/AIScgiDep.pl?db=CONS&year=1999&letter_number=MBL99036
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> ○○ Radica新連載企画「ニセ首相に聞く」への質問を募集致します ○○ <
『ニセ首相官邸ホームページ』公開中のニセ首相が
当Radica誌面上にて読者からの質問に答えます。
国民の皆様の日々の疑問を解決するため、
不肖ワタクシ炎の牛となって誠心誠意お答えします
(ニセ首相談)
●質問はお気軽にEメールにて s-muraka@t3.rim.or.jp まで
「Radicaニセ首相質問係宛て」と明記した上でお寄せ下さい。匿名も可。
http://www.t3.rim.or.jp/~s-muraka/kantei/pkantei.html
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■ 中国安徽省合肥より ともざき なお
「プロパガンダ その2」
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さて、前回引きつり笑顔で、盗んだものを返してもらう姿をテレビカメラに取
られてしまった私について書いたが、これだけではすまなかったのである。やっ
てきたのはテレビ局と「地元の新聞社」。一粒で2度美味しいのはグリコだが、私
も一人で二度プロパガンダに使われてしまった。
私の引きつり笑顔がいつ放送されるか、興味はあったがあまり見たくはなかっ
た。その番組は、時々見るけれど、たいていはその裏の音楽番組を見ている。そ
の週もたぶん音楽番組を見るだろうと思って気にもしていなかった。
水曜日、同僚のうち何人かが「ともざきさん、泥棒に入られたんですって」と
やってきた。何で知ってるのさ、と聞くと「テレビ」というじゃないか。げげげ、
とうとう放送されたのか。取材に来たのが日曜だったから、一日おいて即放送さ
れたらしい。同情する同僚たちに、何とも答えようがなかった。
それからしばらくして、件の李さんが「ともざきさん、新聞読んでる?」とや
ってきた。こちらは、基本的に新聞の宅配というシステムにはなっていない。新
聞や雑誌の配達をするのは郵便局の担当なので、そこに頼んで職場や大学、いわ
ゆる「単位」に届けてもらうということはある。新聞はそのへんの本を売ってい
る小販で買うのだ。
「今朝、バスの中で新聞読んでる人がいてね。載ってたよ、この間の話」と彼
は続ける。「それが、結構すごいタイトルでさ」というじゃないか。スゴイ…中
国人の形容のしかたは「白髪三千丈」に始まって、ものすごいものが多いのだが、
今回はいったいどうなっているのやら。
取材された時に、住所を聞かれたので、住所が出ると逆恨みで火をつけられた
りしないかとか心配になったが、聞くところでは住所は載っていなかったらしい。
どんな書かれ方をしているんだか。
午前中、事務のおじさんが出かけていて、帰りに新聞を買ってきたのやら、そ
れとも掲載紙だから会社に来たのか、「載ってるよー」と言ってそれを持ってき
た。一目見てびっくり。タイトルからしてプロパガンダだ。確かに、李さんが、
「タイトルもすごかったよ」って言うのも判るような気が…。
タイトルには"中国警察神了!"と書いてある。「警察スゴイ!偉い!偉大!」
ってことを強調したいんだろうけど、いつ誰がゆったんだこんなこと。
その下には、私がお金受取っているカラー写真つき。もちろん前回書いたへん
ちく着物着用だ。肝心の記事の内容は、私が泥棒に入られて、その後の「大海原
から針を拾うような」警察の努力により、盗まれたものが返ってきた、犯人は近
郊農村の17歳の少年、てなものだ。またしても「あなたの人民公安が守ります!」
を強調したかったのだろう。あてになりそうになかった警察だが、仕事してると
ころを見せたというところか。してもらわなくちゃ困る。
日本にいる友達に、泥棒の話をしたら「でも、あんたの身に何もなくてよかっ
たよ」と言う。私の住む団地は、こんなもんでも、合肥市内では高級な部類に入
るらしく、それゆえ、物騒な話はあとを絶たないらしい。強盗と格闘して刺され
て死んだ奥さんもいたそうな。
大都市に住む一部の中国人は豊かになったかもしれないが、地方に住む農民は
まだまだ従来と変わらない暮しをしている。それでも、物質的に豊かになりたい
と思ったら、土地を捨てて都会に出るか、不当な手段で金品を手にするかだ。
私は運が悪かっただけで、大陸はこんな悪人ばかりじゃないよ、という人もい
るだろう。それはよくわかっている。中華系とはもう何十年も付合っているんだ
から。が、これが今の私にとっての現実だ。
私の家に入った泥棒は拘留中で、そのうち裁判があるらしい。その辺のしくみ
が日本とは違うのでよくはわからないが、罪を軽くするためなのか、盗まれたも
のの減価償却をして被害額を出せと公安がいってきた。何でも構わないけど、自
分が何をしたかを反省してくれよ、泥棒。
□□ [ともざき なお tomo@ninjin.net]
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■ ボストンバッグ 堀場 康一
出 自
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ある作家が名誉ある賞の受賞講演で
「あいまいな」日本について語ったことがある
ぼくはその名指しされた国にいて
あいまいでない日本を雪崩のように感じ続けている
一方その作家は家族と共に
障害のある息子を立派に育て上げたことを
ぼくは知っている
この テレビ塔の天辺から
ハンググライダーで飛び降りるような
えもいわれぬ落差にぼくは取り憑かれて
一年越しの頭痛をわずらい
おのれの出自を問い質してきた
やがて冬眠から覚めた時ぼくは
他人や他物をもっともらしく評する人びとに
おごそかに問いかけよう
あなたはあなたの出自をもう乗り越えましたか
と
[付記]
名古屋テレビ塔は高さ180m、塔下に久屋大通公園が南北に広がっています。昨
年(1998)末は塔を包むように、スカートをはいていました。たぶんペンキの塗
替え工事だと思います。今は化粧直しも終わり、ライトアップされた姿は、夜空
に映えます。(作者)
□□ [堀場 康一 oliver@anet.ne.jp]
□□ [オリバー通信 http://www.bekkoame.ne.jp/~horiba/]
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【Apr 22,1999】 | 昔から温めていた夢や構想が現実に一歩近づきそう
★★★★★ | 獅子座 | インターネットによって得た交流が大きなパワーに
(C)1997-1999 Lisa Kensington & annesse http://annesse.d-b.net/
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■ めたまんの編集メモ
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やらなきゃならんことをいろいろ考えると、そのあまりにも壮大な計画に滅入
りそうになります。まあ、小さなことからこつこつと、片づけていくしかないの
でしょう。
次号あたりから、フォーマットを少しづつ変えていこうと思っています。いろ
いろとご意見をいただけるとありがたいです。よろしくお願いします。
□□ [めたるまん metalman@ninjin.net]
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編集発行人:山崎一幸 発行:にんじんじむしょ
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