■ Mail Magazine Ｒａｄｉｃａ 1999年 2月 2日(火) 第266号 □□■
■ Contents
□ ＲＡＤＩＣＡ ＥＸＰＲＥＳＳ 「最新インターネット情報」
ウォークマン発売20周年
□ ウンチク音楽批評 - 黙って聴きまＳＨＯＷ！？
□ ボストンバッグ
□ めたまんの編集メモ
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をお待ちしております。どうぞ radica@ninjin.net宛お気軽にお寄せください。
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■ ＲＡＤＩＣＡ ＥＸＰＲＥＳＳ 「最新インターネット情報」
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● ウォークマン発売20周年
1979年は、ソニーからウォークマンが初めて発売された年だ。時はテクノポッ
プ元年。当時、もみあげをシャープに刈り込んで、オープンエアーのヘッドホン
を装着した連中が、「シャキシャキ」とした音漏れをばらまきながら街中に溢れ
ていたのも懐かしい光景だ。
今年は発売20周年ということで、SonyDriveに「プラネット・ウォークマン」と
いうキャンペーンページが出来た。発表されたばかりでコンテンツは少ないが、
徐々に内容を濃くしていくようだ。
ウォークマンは初めての環境家電であり、パーソナル家電というべきものだっ
た。ウォークマンを装着して歩けば、いつもの街がまるで違った世界に見えたも
のだ。自分だけの環境を持ち歩くことが出来た、画期的な製品だったといえよう。
その昔、「ワイシャツのポケットに入るトランジスタラジオ」で、持ち歩ける
家電製品という分野を確立し、そしてそれをより身近に発展させたウォークマン
のコンセプトこそ、いまのソニーのモノ作りにおける基本姿勢を形作っていると
いっていい。例えばVAIOの薄さや軽さ、マグネシウム合金や薄紫色の筐体などの
あの魅力は、ここから始まったというのは言い過ぎだろうか。そしてそんな製品
を、他社がこぞってマネをしていることは周知の事実だ。
プラネット・ウォークマンはウォークマンの歴史を振り返るコーナーだが、そ
れはソニーの歴史をなぞるものになるに違いない。過去を知ることは、未来を知
ることでもある。ソニーはこのWebから、何を語ってくれるのだろうか。とても楽
しみだ。
○ Welcome to SonyDrive：プラネット・ウォークマン
http://www.sony.co.jp/ProductsPark/Consumer/P-AU/Walkman/index.html
□□ [Hosaka the G33kSt@r hosaka@sco.bekkoame.ne.jp]
□□ [めたるまん metalman@ninjin.net]
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> ○○ Radica新連載企画「ニセ首相に聞く」への質問を募集致します ○○ <
『ニセ首相官邸ホームページ』公開中のニセ首相が
当Radica誌面上にて読者からの質問に答えます。
国民の皆様の日々の疑問を解決するため、
不肖ワタクシ炎の牛となって誠心誠意お答えします
（ニセ首相談）
●質問はお気軽にＥメールにて s-muraka@t3.rim.or.jp まで
「Radicaニセ首相質問係宛て」と明記した上でお寄せ下さい。匿名も可。
http://www.t3.rim.or.jp/~s-muraka/kantei/pkantei.html
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■ ウンチク音楽批評 - 黙って聴きまＳＨＯＷ！？ 佐藤コーメイ
「アクトン・ベイビー Achtung Baby」 - U2 -------------------------------------------------------------------------
先日発売されたベスト盤もセールス絶好調。「アイルランドの怒れる男達」U2
のターニングポイントにもなった一枚です。
当時（1991年）ロックの世界にデジタル的なアプローチが浸透しつつあったに
もかかわらず、アナログ街道を突っ走っていたU2が、この一枚で一躍サウンドの
最先端へと再び飛びだしました。
しかし、歌詞はあいかわらず重くシリアス。行き詰まりの一歩手前で踏み止ま
っている人々が克明に描かれています。この辺はさすがですね。
U2の音楽を語る時には、切り離せないのがその政治的なメッセージ性でした。
母国アイルランドが抱えている、複雑かつ悲しみに満ちた歴史を背負って、時に
は悲壮感さえ漂わせながら彼等は歌っていました。（ヴァン・モリソンもそうで
すけど、アイルランド出身の方の母国へのこだわりは半端じゃないですね。日本
だとすぐに右翼だ左翼だってことになっちゃうんですけどね。）
地域的に限定された表現にはたして普遍的な価値を持たせられるのか？
この問題に彼等が悩んだのかどうか私にはわかりませんが、誰もが直面してい
る問題を、彼等はこのアルバム以降取り上げるようになっています。それは「メ
ディア」だったり「音楽産業」だったり・・。
「万人にとって普遍的な問題」という格好のネタを獲得した彼等は、この後
「Zooropa」「pop」とその深化を極めてゆくことになります。
新作のレコーディングが延期になったとの噂も聞きました。彼等は今また戦う
べき新しいターゲットを求めているのでしょう。次の標的は何だ！死ぬまで戦い
つづけろ！倒れる時は前のめりだぞ！
あ、最後に付け加えておきます。エッジは間違いなく今、世界で５本の指に入
るギタリストです。
○ 「アクトン・ベイビー Achtung Baby」 U2
◯Island CIDU28 1991年発売
□□ [佐藤コーメイ QZI04063@nifty.ne.jp]
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■ ボストンバッグ 堀場 康一
スマイル・マイルストーン ― 微笑みの里程標 ―
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ぼくの歩行がスローモーションなのは
遠くにいるきみの息吹を聞こうとして
たとえば
飛行機雲の行方を追いかけているから
たとえば
渡り鳥の編隊飛行に見とれているから
踏切りの前でぼくは深呼吸する
大空を横切る観覧車から垣間見る世界は
コペルニクスが予見したように
はてしなくスピンしつづけるだろう
光明がさしてから
歩き出そうというのではない
鎧戸があいてから
踏み出そうというのではない
どこの競技場もあらかじめ開け放たれていて
ぼくらの元気な登場を待っている
さあ
ぼくらの時代を築くために
早朝のトラックでバトンタッチを反復練習し
第３千年紀めざしゴールを駆け抜けよう
それがぼくらのチームワーク
それがぼくらのスマイル・マイルストーン
[付記]
めたるまんさんのご好意で、RADICAに私の詩を掲載していただけることになり
ました。拙い詩ですが、何かの話の種にしていただければと思います。（作者）
□□ [堀場 康一 oliver@anet.ne.jp]
□□ [オリバー通信 http://www.bekkoame.ne.jp/~horiba/]
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【Feb 3,1999】 | 仕事も遊びも絶好調の一日！のびのびと行動しよう
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■ めたまんの編集メモ
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先月28日にお伝えした格安メモリー通販サイトですが、結局全部返金するよう
です。一度消え去った、Webが復活しています。なぜか、入金したお客がつかめな
くなっているようで（って当たり前か）、Webはお客への返金の告知の内容になっ
ています。同じ内容のメールも大量に発送されたようです。
http://www.alpha-city.co.jp/telesystem/
冬はいろんな人が亡くなる季節です。毎年、１月から２月に掛けて、まだまだ
がんばっていただきたい人たちが鬼籍に入っていきます。
ジャイアント馬場さんが亡くなるなんて、考えも及びませんでした。未だに感
覚としてとらえられていません。ご冥福をお祈りします。
Becky!のサポートメーリングリストで大フレームが勃発してました。このログ
を眺めていたら、あっという間に時間が過ぎてしまって、RADICAの発行が遅れる
という大失態。
このまとめ、またあとでやります。
□□ [めたるまん metalman@ninjin.net]
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編集発行人：山崎一幸 発行：にんじんじむしょ
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