■ Mail Magazine Radica 1999年 4月 8日(木) 第299号 □□■
■ Contents
□ リサタンの『げーのーニュース』観察記
□ ウンチク音楽批評 - 黙って聴きまSHOW!?
□ 猫語検定4級講習会
□ めたまんの編集メモ
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■ リサタンの『げーのーニュース』観察記 石原 里紗
ゆーめー人と知り合いだから、なんなのよ!!
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いよいよ都知事選が始まりましたね。
なーんて言うと、「え! あの、おバカさんのリサタンが、なんでまた選挙の
話なんか……」なーんて、びっくりしちゃうでしょ?
えへへ。実は、リサタン、選挙が大好きなのです。リサタンの初めての本は、
衆議院選挙のルポなんですよ。そのとき、すごくまじめに選挙の現場を取材しま
した。それではまっちゃったんです。今はもう、選挙と聞けば、いてもたっても
いられません。時間とお金に余裕さえあれば、お気に入りの候補者を見つけて、
ビラ配りや、ウグイス嬢のお手伝いをしたいくらい。開票特番なんて、もう、テ
レビに釘付けって感じです。ちょっと意外でしょ?
今回、いわゆる「げーのー人」の候補者はいませんが、かなりげーのー人っぽ
い人は、いますね。
舛添要一さんは、学者さんですが、テレビによく出てます。(実はリサタン、
舛添さん、タイプなんです♪ きゃ〜、言っちゃった♪)
それから、石原慎太郎。彼は石原裕次郎さんのお兄さんなので、石原軍団が応
援をしていますから、なんとなくげーのー人っぽい雰囲気ですよね。この間も、
下町の方で、渡哲也だの、館ひろしが街頭で応援演説をしたそうです。
しかし、なんですな。リサタンはちょっとこの人には、呆れてしまいました。
本人がゆーめーなのは、しょうがないけれど、周りにかっちょいい俳優さんを侍
らせて、それを「選挙活動」なんて言っちゃう人って、どうなの? って感じ。
出馬会見でも、いきなり「石原裕次郎の兄です」って名乗ったらしいですけど。
ゆーめー人と深い関わりがあることが、選挙に有利だと思ってるなんて、有権
者をバカにしてませんか? しんじらんなーい。
ってなわけで、リサタンは舛添さんに投票することに決めました。顔がタイプ
だから、じゃないですよ。どうしても、あのおっさんが都知事になることだけは、
我慢がならないんです。つまり、舛添さんを選ぶ、というよりは、裕次郎さんの
アニキを選ばないために、ゲバヒョウで、当選の可能性が高いと言われている人
に、入れておこうかな、と思っているのです。
とはいえ、再選挙という可能性も充分に考えられますけどね。公職選挙法の第
95条に……えっへん……あるように、地方自治体の長の選挙で、有効投票の1/4を
獲得する候補者がいない場合、再選挙になるのです。
投票に行くことは、「選ぶ」という目的があることは、みなさんご存じの通り。
でも、これって、裏を返せば、誰かを「選ばない」ということにもつながるんで
すよね。
前回の都知事選では某ラジオ番組が「白票を入れよう」なんてキャンペーンを
やってましたが、白票を入れるなんていうおバカな行為にも、リサタン、断固と
して反対します!! 白票を入れてもなにも変わりません。再選挙の目安になる
「有効投票」の数にさえならないんですから、投票に行かなくても同じです。
「この人にぜひ!」と思う人がいない場合。「こいつだけは勘弁して欲しい」っ
て思う人を除いて、一番ましな人に入れるのがいいと、リサタンは思っています。
ってなわけで、つい、熱く語ってしまいました。いつもは、みーはーでおバカ
さんなリサタンですが、選挙の話になると、黙ってられないんです。
まいっか。リサタンファンのみなさんに、リサタンの新しい魅力を知ってもら
えたわけだし。へへへ。
こんなリサタンの書いた選挙の本を読みたい方は、本屋さんに言って、「金な
し知名度なしで選挙に出る法」を注文してねん♪
□□ [石原 里紗 risa@din.or.jp]
□□ [ライター石原里紗のHAPPY HEARTY PARTY http://www.din.or.jp/~risa/]
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> ○○ Radica新連載企画「ニセ首相に聞く」への質問を募集致します ○○ <
『ニセ首相官邸ホームページ』公開中のニセ首相が
当Radica誌面上にて読者からの質問に答えます。
国民の皆様の日々の疑問を解決するため、
不肖ワタクシ炎の牛となって誠心誠意お答えします
(ニセ首相談)
●質問はお気軽にEメールにて s-muraka@t3.rim.or.jp まで
「Radicaニセ首相質問係宛て」と明記した上でお寄せ下さい。匿名も可。
http://www.t3.rim.or.jp/~s-muraka/kantei/pkantei.html
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■ ウンチク音楽批評 - 黙って聴きまSHOW!? 佐藤コーメイ
「孤独の太陽」 - 桑田佳祐 -
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巷では「だんご三兄弟」が大ヒットしているらしいですが、音楽評論界の離れ
小島「ウンチク音楽批評」は一切かまわずマイペースでやらせていただきます、
ハイ。今回は「考えていないようでシッカリ考えてます、でも実は何も考えてな
いのかも知れない、それって天才?」サザンオールスターズのリーダー桑田佳祐
氏のソロアルバムを取り上げます。
「サザン = 夏、湘南、女の子テンコ盛り」的イメージとは対局をなす桑田氏
個人の思考、思考、至高が色濃く出た作品です。センスのない人がやると単なる
マスターベーション的鼻持ちならない作品になるところを、さすが桑田氏、非常
にシンプルなのに聴きごたえのある作品に仕上げています。プロの凄さに鳥肌の
立つ思いです。似非フォーク、似非詩人、似非私小説家、座して聴くべし。
全編に渡る作品としてのテンションの高さは、この作品が桑田氏セルフプロデ
ュース、作詞、作曲、歌唱で制作されたという点にあると考えられます。一部の
シンガーソングライター系のミュージシャンを除き、ここまで一個人に裁量をゆ
だねられた作品づくりが行われることは、今の日本の音楽界では稀なことです
(特にメジャーと呼ばれる商業音楽家にとって)。まあ、音楽界に限りませんが。
各人が役割分担に従って業務を遂行する分業システムは、人類がここまで進歩
するために必要なシステムであったことは誰の目にも明らかです。しかし、ある
特定の一部の人々にとってそれは足枷でしかない場合も多々ある訳です。故岡本
太郎氏は「分業が人類を駄目にした。人類は進歩なんかしていない、退化してい
るんだ!」とまで講演会で言い切ってました。まあ、これは極論ですけどね。
「孤独の太陽」は素晴らしい作品ですが、セールス的にはサザンオールスター
ズ名義のアルバム程は売れませんでした。マス的アプローチを考えた場合には、
分業制の象徴である「サザンオールスターズ」の方が優れているのは事実です。
分業制は個性を薄めます。個性的であることは熱烈なファンを生むかわりに、同
数以上のアンチファンも生み出すことになりますから、一定以上のセールスを獲
得するのは難しいことになります。
しかし海外ではこの手の作品は多数作成されており“THE BOSS”(コーヒーじ
ゃないよ)ブルーススプリングスティーンの「ネブラスカ」なんか名盤ですよ。
機会があったら取り上げます。
まあとにかく、「孤独の太陽」は若くない男性にお薦めの一枚です。マジで泣
けます。
○ 「孤独の太陽」桑田佳祐
◯ ビクターエンターテイメント VICL-555 1994年発売
http://www.jvc-victor.co.jp/studio/sas/songs/gif/icl555.jpg
□□ [佐藤コーメイ QZI04063@nifty.ne.jp]
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■ 猫語検定4級講習会 その7 正太猫
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ねこでし
まづはいつものように前回の答えをみていきましね。
前回は
ぱそこんをじぶんでつくってみるていうのはとてもむづかしい
のかとおもっていたんでしがやってみるといがいとかんたん
なもので、3日でできあがっていまでもちゃんとうごいてまし。
という文章を句読点をつかって読みやすくまとめてみるていう問題だったでしね。
文中には既にそれぞれひとつづつの読点と句読点が存在しましが、それをふま
えてより読みやすくするとこうなりまし。
ぱそこんをじぶんでつくってみるていうのは、とてもむづかしい
のかとおもっていたんでしが、やってみると、いがいとかんたん
なもので、3日でできあがって、いまでもちゃんとうごいて
まし。
おもったよりも、区切り方をながくしてあるとおもうかもしれないでしが、た
とえばそういうときには、最初の部分を「ぱそこんを、」といいかえてもいいで
しよね。どちらがいいのか、それをきめるのはまず自分で、次にそれを読む人で
しから、ここでつけてみたのとつけないのをくらべて考えてみてもおもしろいで
しよね。
リアルタイムで会話文を打つときには、読点などのかわりに改行をつかうこと
もできまし。
(ねこたん)ぱそこんは
(ねこたん)じぶんでつくってみるのも
(ねこたん)たのしいものでしよね
などとできましよね。ある意味では応用かもしれないでしが、考え方はおなじで
しから、とくに説明はしないでしが、チャットなんていうものは、日常会話とお
なじもので、あいてに正確にものがいえればようはたりるわけでし。
それも、でんごんげーむぢゃないから、ざつだんにせいかくさもへったくれも
ないんでしけどね。
まあ、たまにはむづかしいことはぬきにして、おきらくにとりくんでみるのも
いいかもしれないでしね。
結局、自分たちがいまつかっている日本語は、かたくるしくおぼえたわけぢゃ
ないんでしからね。
えで、であ
□□ [正太猫 sasneko@cap.bekkoame.ne.jp]
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★:*:-''☆:*:-''★ 今日のラッキー星座 by アネッセ ★''-:*:☆''-:*:★
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【Apr 8,1999】 | 感受性が高まり、感傷的でロマンチックな一日に!
★★★★★ | 山羊座 | 過去の思い出の風景や音楽、香りに心が癒されそう
(C)1997-1999 Lisa Kensington & annesse http://annesse.d-b.net/
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■ めたまんの編集メモ
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6日発行の弊誌記事中、「ラッセル社倒産」という記述がありましたが、倒産
したのは「ラッセル社出版」であり、「ラッセル社」は現在も営業中です。お詫
びして訂正します。
また、ラッセル社出版の代表者は魚岸氏です。重ねて訂正いたします。
□□ [めたるまん metalman@ninjin.net]
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編集発行人:山崎一幸 発行:にんじんじむしょ
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