■ Mail Magazine Radica 1999年 1月 7日(木) 第248号 □□■
■ Contents
□ RADICA EXPRESS 「最新インターネット情報」
囮捜査の不気味なうわさ
大阪府警察
□ CP指数でレストランを評価する『ぐるまんぬ』
□ 紅茶又は酒をのみながら書くエッセイ
□ めたまんの編集メモ
発行遅延のお詫び、週刊アスキーに掲載
==============================================================□ □□■
RADICAをお友達にも教えてあげてください。ただいま、無料配信中です。
お申し込みは、「RADICA配送希望」と明記の上、reception@ninjin.netまで。
------------------------------------------------------------------------
RADICAは、読者の皆様からの情報提供、ご投稿、ご意見、ご要望、ご感想
をお待ちしております。どうぞ radica@ninjin.net宛お気軽にお寄せください。
========================================================================
==================================================================□□■
■ RADICA EXPRESS 「最新インターネット情報」
------------------------------------------------------------------------
● 囮捜査の不気味なうわさ
日本の警察がインターネットで囮捜査をしているとの不気味なうわさが、最近
また流れている。去年の11月頃にも、Warez系で囮捜査のうわさが流れ、いくつか
の掲示板や海賊FTPが一時的に閉鎖されたことがある。
「インターネット初心者なので」「初めて間もない者」などで、ロリータ画像
や無修正画像を募集したり、交換しようなど呼びかけたりしているウェブ掲示板
に書き込みが、実は警察関係者だという話。最初のうちは普通に交換に応じてい
るが、しばらくすると画像の仕入先などを聞いてきくるのだそうだ。
また転送メールを使っていると、「こちらから画像を送りたいが送ることが出
来ないので、悪用しないから、加入プロバイダーのメールアドレスを教えてくれ」
と要求してくる。これで証拠が固まった頃に、警察に呼び出されるらしい。
日本では囮捜査は禁止されているという、俗説がある。確かに米国の警察のよ
うに、例えば売春婦や麻薬の売人の格好をしてアピールし、近づいてきた人に値
段交渉するように持ちかけて、お金を払うと言わせたときに現行犯逮捕するみた
いなことは、日本の警察はしない。
しかし、私服婦人警官を満員電車に乗せて、痴漢やスリの取り締まり程度の囮
捜査は、日本の警察もやっているはず。
この噂のような捜査は、まんざらウソではないと思う。このような話があがっ
てくること自体、警察にそういう動きがあるということに違いない。
○ あめぞうりんく
http://www8.big.or.jp/~amezo/
□□ [Hosaka the G33kSt@r hosaka@sco.bekkoame.ne.jp]
● 大阪府警察
一時期、不祥事が連発した大阪府警。でもさすがは大阪、プレゼンテーション
技術は一流だ。更新も頻繁で、ほとんど毎日のように新しいページが追加されて
いる。
基本的に犯罪の話題なので、「面白い」という評価はまずいのかもしれないが、
読ませてくれるサイトであることは間違いない。
メールマガジンまで発行する熱の入れようだ。ほかのお役所サイトも見習って
欲しいものだ。
○ 大阪府警察
http://www.police.pref.osaka.jp/
□□ [紅屋鉄之助 tetsu@ninjin.net]
==============================================================□ □□■
> ○○ Radica新連載企画「ニセ首相に聞く」への質問を募集致します ○○ <
現在、「ニセ首相官邸ホームページ」にて精力的に活動中のニセ首相が、
当Radica誌面上で読者からの質問にお答えします。
「政策問題のみに限らず、エネルギー保存則の解説から痛くない鼻毛の抜き方
まで、広く国民の皆様の声を伺って参りたいと存じます。(ニセ首相談)」
http://www.t3.rim.or.jp/~s-muraka/kantei/pkantei.html
質問はEメールにて s-muraka@t3.rim.or.jp まで。匿名も可。
========================================================================
==================================================================□□■
■ CP指数でレストランを評価する『ぐるまんぬ』 Nymphe
マノワール・ディノ
------------------------------------------------------------------------
遂に日本の大御所の登場である。
このレストランについて語ろうものなら、是にしろ非にしろ、日本の全てのフ
レンチシェフを相手にしなければならないことは言うまでもないことだろう。そ
れほどの大物である。日本のフレンチの覇者であり、某テレビ局の鉄人たちでさ
え頭は上がらな。もちろん名誉鉄人と言われて担がれている石鍋などは論外であ
る。
結論は後回しにするとして、まずはちょっと前にこのようなことがあった。
場所は井上シェフの経営する、マノワール・ディノ。シェ・イノの姉妹店に当
たる。ここで、レミー・ジャポンなるインポーター提供による食事会が行なわれ
た。テーマはシャンパーニュ・クリュグ”。シャンパーニュがいかに食事とマリ
アージュするのかを知ってもらおうというのがその目的である。
現在シャンパンなど3,000円もあれば買えるだろう。しかしクリュグは別格。オ
ルディネールと呼ばれる一番安いものでも10,000円くらいが定価であろう。
そしてその特吟物がゴロゴロある。高いものでは定価で6〜70,000円くらいで、
プレミアムがついて10万円を越えるものまである、まさにクリュグとは帝王のシ
ャンパーニュ。
その帝王シャンパーニュたちに合わせるための料理を覇者井上が手掛けた試食
会に、レミー・ジャポンの招待客として僕は呼ばれた。
内容は『凄かった』の一言に限る。
トリュフのスープ…キャビアの…フォアグラの……。
最高の素材が、始めてみるような調理をされ、見たこともない料理となって次
々と運ばれ、これでもか! の勢いで覇者は帝王に襲いかかる。しかし帝王は踏
ん反り返りながらも賢明にそのレーゾンデートルを強める。結局、食事を通して
クリュグ=帝王に呼ばれたのか、イノウエ=覇者に呼ばれたのかが判らなくなる
ほど僕の中は騒々しかった。
戦争による内需拡大は既に経済の理論として成立している。この場合もそうで
あろう。“帝王”vs“覇者”の戦争による経済はかなりのインフレを呼んでい
る。この1回の食事で、1人10万円は下るまい。しかしこれは一種のショーであ
るのでCPは付けないでおこう。
問題にすべきは、一般の方が行ける通常のレストラン業務である。
僕は後日、このマロワール・ディノに足を運んだ。12時は満席だから、1時30
分にしてほしいといわれ、その時間に予約し、伺った。なんと座ると同時に献立
表が出された。客を煽るな!
覇者の押えがなければもぬけの殻。やる気のなさそ〜なサービスマンが、締ま
りのない料理を出してくる。それに知人に聞いたのだが、結構派閥が厳しいらし
く、チームワークなどという言葉とは縁遠いらしい。
戦国時代覇者として君臨した織田信長。しかし彼とて短命に終わり、時代はプ
ロの軍人集団へと向かったはずだ。
歴史が繰り返されるのならば、最後に残るのはイノウエではないだろう。
■コスト・パフォーマンス度:75%
| | | |★ココ
| | | |
−−−−−−−−+ +−−−+ +−−−−−−−−−
至渋谷 青山トンネル 六本木通り 至六本木
−−−−−−−−+ +−−−−−−−−−−−−−−−
| |
□□ [Nymphe nymphe@ninjin.net]
==================================================================□□■
■ 紅茶又は酒をのみながら書くエッセイ 正太猫
98年についてひとことふたこと
------------------------------------------------------------------------
ねこでし
毎年、大晦日とか新年がちかづいてくると、テレビの番組ていうのは、かなら
ず今年はこんな凶悪な事件がおきましたとか、だれそれが離婚しましたなんてい
うのを、特集でたっぷりとみせてくれたりもするんでしが、あれも、ひまだから
ついついみてしまうもので、じっさいは、どうでもいいんでしけどね。
年末になると、たとえば今年の場合なんかには、貸し渋りのひどい一年でした
とか過去形の文句がめだちましが、ねこたんとしては、貸し渋りはまだまだ続く
とおもってるし、中小企業の倒産や、有効求人倍率の低下なんていうのは、ある
ていど続いていくとおもってましね。みんな、そういうと、マイナスにしか見え
なくなっているのが今の御時世というものなのかもしれないでしが、結局、貧乏
だなんだといったところで、受け入れてしまえばどうということのないもので、
うちは貧乏だから、しょうがないとたかをくくっていればよいのでし。それを妙
に横並びでいたいとおもってしまうから、生活がくるってくるわけでしね。酒を
のむ金がないとか、そんなのは貧乏のうちにはいらないていうことをみんな気が
ついたほうがいいんじゃないでしかね。みんなとおなじに体裁をととのえること
が、豊かさだと思ってしまったら、とんでもないおおまちがいだとおもいましね。
それにしても、バブルのころは、不況がくれば何も考えていない連中もすこし
は物を考えるようになるのかとおもったら、一部の人間はますますなにも考えな
くなったでしね。キレるなんていう言葉が日常的にきかれるようになってしまう
とは、いつ襲われるかわからなくなってしまいまし。
あのへんの若いのは、ぜんぶまとめてどっかのヨットスクールかなんかにほう
りこんでみるといいんじゃないでしかね。へたすると、校長が殺されるかもしれ
ないでしけど。
そういうなかでもあいかわらず礼儀正しいのが、パンクとかなんとかいいなが
ら頭をインコよりも派手にそめている連中でしね。外見はともかく中身がしっか
りしているのがおおいから、バイトなんかしてるのみても、まじめにやってまし
ね。
ぎゃくに、ふつうの格好をしたやつらのほうが、妙なさぼりかたをしってたり
するのが、たまらないんでしが、中身がまともなら、外見はすきにすればいいて
いう見本みたいなもんでしね。彼らみたいな人間には、いつか日の目をみてもら
いたいでし。
99年は、もしもくるのなら、世界のおわりをみてみたいし、こないのであれば
予言者たちがどんな顔で次の世界の終焉を予測するのか、ぜひみせてもらいたい
ものでし。
えで、であ
□□ [正太猫 sasneko@cap.bekkoame.ne.jp]
==================================================================□□■
■ めたまんの編集メモ
------------------------------------------------------------------------
今日は風邪の症状が悪化して、死にそうになっていたこともあって、発行が大
幅に遅れてしまいました。午後3時頃から7時頃まで、熟睡。楽しみにされてい
る読者の方、申し訳ありませんでした。
寝たおかげで、今はだいぶいい感じです。
アスキーの社員は、社員証を実に大事にします。数年前、私の周囲にアスキー
社員がごろごろといた時期があるのですが、そのころの観察です。肌身離さず、
という表現がぴったり来る感じで、外出するときにも、首からぶら下げた社員証
がジャケットの中から見え隠れしていたりしていました。
アスキーに入社したばかりで、新品の社員証をもらった人など、本当にうれし
そうに社員証を見せてくれたりしました。
会社への強い愛情なんでしょうね、きっと。
週刊アスキーで、RADICAを取り上げていただきました。ありがとうございます。
一応、RADICAの「仮想敵」にしている週刊アスキーに、ちょっとだけとはいえ取
り上げていただけて、非常にうれしく思っています。
□□ [めたるまん metalman@ninjin.net]
======================================================□ □ □ □□■
編集発行人:山崎一幸 発行:にんじんじむしょ
radica@ninjin.net http://www.ninjin.net/radica/
〒362-0076 埼玉県上尾市弁財1-8-21
Copyright(C), 1997,1998 NINJIN Jimusho.
RADICA are trademark of NINJIN Jimusho.
○配送停止、配送先メールアドレスの変更、RADICAに掲載された記事を転載する
時は、 http://www.ninjin.net/radica/ に掲載の内容をお読みください。○複数
の読者が同時に閲覧可能なメールアドレス(メーリングリストなど)での登録は
ご遠慮下さい。○RADICAに掲載された情報をご利用になって発生するすべての損
害に関して、にんじんじむしょはいかなる責任も持ちません。○RADICAに掲載さ
れた商標または登録商標は、各社の商標または登録商標です。○広告のお問い合
わせは、 radica@ninjin.net 宛までお気軽にどうぞ。○ご意見、ご感想、ご要望、
ご投稿、その他なんなりと、radica@ninjin.net 宛お送りください。いただいた
メールは、特にお断りがなければRADICA誌上に掲載することがあります。○