■ Mail Magazine Radica 1999年 1月 8日(金) 第249号 □□■
■ Contents
□ RADICA EXPRESS 「最新インターネット情報」
今年もインフルエンザが大流行
□ Let’s 普通党
□ 「今年はひょっとすると」
□ めたまんの編集メモ
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■ RADICA EXPRESS 「最新インターネット情報」
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● 今年もインフルエンザが大流行
いまラディーカ編集部やライターの周りで、インフルエンザが流行っている。
しかもみな、結構な重症で2〜3日身動きがとれず、本調子に戻るまで1週間以
上かかるほど。
先月25日の「Med japan」によると、今年のインフルエンザはA/香港型とB型
ウイルスによる混合流行になるそうだ。しかも、A/香港型は、昨年に世界的な大
流行を引き起こし、流行の約半分を占めていた変異株(A /Sydney/05/97)が主流
となる見込みだ。
インフルエンザに対抗するには、一番はワクチンだ。保健所に行けば、有料だ
が小学校の予防接種と同じようにワクチンを打ってくれる。ただワクチンも、打
ってから2〜3週間たたないと効果がないので注意。
もう一つの方法は、新たに認可されたインフルエンザウイルスをやっつける薬
を使うこと。その名も「塩酸アマンタジン」。
アマンタジンは1964年に、米国でインフルエンザ予防薬として開発された。痴
ほう症の一種、パーキンソン病にも効くため、世界中でパーキンソン病の治療に
も使われていた。
日本では、いままでパーキンソン病の治療薬としか認められていなかったが、
昨年末からインフルエンザにも使えるようになった。
しかしアマンタジンは、A型しか効かないという欠点がある。結局、インフルエ
ンザを治すには、静かに寝るのが一番ということかも。
○ 山本 康仁のホームページ:医学関連
http://www02.u-page.so-net.ne.jp/ba2/nsxt/medical.html
□□ [Hosaka the G33kSt@r hosaka@sco.bekkoame.ne.jp]
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> ○○ Radica新連載企画「ニセ首相に聞く」への質問を募集致します ○○ <
『ニセ首相官邸ホームページ』公開中のニセ首相が
当Radica誌面上にて読者からの質問に答えます。
国民の皆様の日々の疑問を解決するため、
不肖ワタクシ炎の牛となって誠心誠意お答えします
(ニセ首相談)
●質問はお気軽にEメールにて s-muraka@t3.rim.or.jp まで
「Radicaニセ首相質問係宛て」と明記した上でお寄せ下さい。匿名も可。
http://www.t3.rim.or.jp/~s-muraka/kantei/pkantei.html
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■ Let’s 普通党 山根 一記
「ゴルフ場」
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こんにちは、普通党です。
最近、ゴルフ場の利用料金が下がってきた。平日1万5千円未満、土日2万円
前後から高くて3万円。さらに安くなる特待日を設定したり、割引き券を配布し
ているゴルフ場も多くある。安い..けど、安くない!バブル期に比べれば下が
ったのは当然であり、まだまだテニスや野球などと同じスポーツの範疇に入れて
欲しくない料金だ。
アメリカでは3000円位からプレイできると聞く。ジュニアはもっと安くプレイ
できるらしい。羨ましい話だが、これをそのまま今の日本と比べるのは少し乱暴
だとも思う。国土の広さが何倍も違う。芝のメンテナンスの容易さなど、気候風
土もゴルフに適しているのかもしれない(インドではなんと約300円でプレーでき
るらしい。つまりアメリカの方が高いということになってしまう)。しかし、そ
れらを割り引いたとしても日本の際立って高い印象は拭えない。これはやはりゴ
ルフを誰もが気軽にできるスポーツと捉えてきたか、高級な娯楽と(中途半端に)
捉えてきたかの違いによるものだろう。
海外のゴルフ場事情ではその安さばかりを耳にする機会が多いのだが、プレイ
フィーだけの問題ではなく(入会条件も含めて)、マスターズが行われるオーガ
スタなど「高い」ゴルフ場もたくさんあるわけだ。TV中継を見るとわかるが、
豪華なクラブハウスと各ホール毎に咲き乱れる花。芝は一面目が痛いほどのグリ
ーンでバンカーの真っ白な砂とあざやかなコントラストを見せている。これは高
くてもしょうがないと思わせるものがある。
こういったコースはもちろんそれなりの存在意義があり、否定するものではな
い。日本にも小金井カントリー倶楽部(ある有名なプロ野球監督が入会を断られ
たというのは本当だろうか?)をはじめとして幾つか存在する。しかし、日本に
はこのような高級コースと、パプリックに代表される気軽な庶民コースとの間に
位置するセミ?高級コースばかりが多いということが問題なのだ。接待ゴルフが
花盛りだったバブルの頃はそれでも良かった(または、その方が良かった)のだ
が、今ゴルフ場でプレーしている人達は、接待などではなく、身銭を切っている
人達ばかりなのだ。バブルが終息した今日、本当に好きなスポーツとしてゴルフ
を捉えたいと思っているのだ、この人達は。
今、ゴルフ場利用税撤廃署名運動が財団法人日本ゴルフ協会(JGA)により行わ
れている(署名期間は終了)。幾多あるスポーツの中でぜいたく税として課税さ
れているのはゴルフだけだろう。国もゴルフをスポーツとは捉えていないわけだ。
それで撤廃署名運動を、となるのだが、同時にもっと考えなければならないこと
がある。それはゴルフ場利用税を取られるのが不似合いな、もっとスポーツの場
としてのゴルフコースにするべきだと言うことだ。
軽食以上の食事が出る食堂なんていらない。工夫したコース図を配布すればキ
ャディーも不必要。平坦なコースならセルフカートで十分だ。グリーンフィー以
外の諸費用という訳のわからないものが高すぎないか?コースコンディションを
維持する上での効率化は研究し尽くしてしまったのか?最後のスタート時間が昼
の2時なんて早すぎるだろう?フロントが混むのは朝と受付と夕方の支払い時だ
けのはず、もっと人を有効に配置できないか?フロントマンは制服を着ているが、
もっとラフな格好でも、そしてコースに少しくらい雑草があってもいいと思う。
実現が難しいこともあるだろう。たとえば本来、ある程度平坦な場所に作るべ
きゴルフ場を山岳に作ってしまうため、ブラインドコース(次に打っていく目標
が、打つ地点から見えない)が多く、キャディーさん情報がことさら重要な場合
もある。またプレーヤーが平地を歩くより疲れが激しいため、乗用カートを使わ
ざるをえないこともある。その他日本特有の問題も数々あると思う。
その昔、ゴルフはスポーツじゃない、と言う友人がたくさんいた。ゴルフ場で
キャディーのバイトをしていた友人はゴルフをしている奴が嫌いだとさえ言って
いた。それはお腹が出てもできてしまうスポーツだから、などという揶揄でなく、
スポーツとはほど遠い環境でスポーツ以外の目的でゴルフをしている人が多かっ
た、ということを本能的に感じたのだと思う。
もちろん、ゴルフ場利用税には反対だがその前に「スポーツ施設」としての体
裁を整えて欲しいと思うのだ。今の日本のゴルフ場をスポーツ、中間、高級など
の順番で、その数を分布図にしてみると、きっとひし形◆になるだろう。三角形
▲のように裾野が大きくなってほしい。世界に対抗できるジュニアが親の財布の
中身にかかわらず育つ環境にしたい。ゴルフがスポーツになってほしい。
もし、スポーツ施設になった、あるいはその計画を持ったゴルフ場にはゴルフ
場利用税だけ、なんてケチなことを言わず、税金をなくしちゃおう。アメリカの
安いゴルフ場は大半がパブリックや公営であり、それらが無税であるように。ど
うです?スポーツ振興を考えている国としては。
今のゴルフ場、スポーツ施設としてみると「普通未満」。普通党はそう思う。
○ 財団法人日本ゴルフ協会(JGA)
http://www.jga.or.jp/
□□ [山根 一記 cazuki@anet.ne.jp]
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■ 「今年はひょっとすると」 白石 涼介
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実は今日、用事があって、今年最初の職安にいってみた。おおかた去年とおな
じ光景だろうとたかをくくっていたのだが、やはり案の定、人数こそほんのわず
か減ったような気がしないでもないのだが、若い人たちの姿が目立つ。みれば、
まだ20代前半の若者があきらめ顔でファイリングされた求人情報をめくっている。
中高年層もあいかわらず目立っている。しばらく用事も忘れてその光景を求職者
とおなじ長椅子にこしかけてながめていたが、みんな、今日きまらなくてもどう
ということはないような表情だった。いまどきの不況というものはそういうもの
なのだろうか、「衣食足りて職を思う」というなさけないような、妙にリアルな
現実が、ここにはある。男女の比率はみたところだいたい6:4といったところ
で、ともすれば同数ではないかと思う。年齢層にいたっては、若干、若年層がめ
だつといったところで、さほどばらつきはみられなかった。ともあれそのままい
てもしかたのないフロアなのでさっさと用事をすませるために、エレベーターで
新卒者の求人の窓口のあるフロアへとむかった。こちらは、求人を出すほうより
も職員のほうが多かった。
職安の人たちは、なかなか時間のつぶしかたをこころえているようで、みんな
思い思いの本をよんでいる。不謹慎なのではなく、空いた時間の有効利用として
は、なかなかのものだとおもう。とりあえず、用事ついでに今年の新卒者の就職
事情についてきいてみたが、意外なことに、新卒者にかぎっていえばけっこうみ
んなきまっているようで、むしろこれから人をとろうとするほうが大変なのだそ
うだ。ニュースなどで有効求人倍率がどうこういっているが、やはり、そういう
ことだったのか、僕は少しだけうれしくなった。要するに職安などに足をはこば
ない潜在的求職者である学生は、企業の説明会や、就職の厳しい現状について、
耳にたこができるほどレクチャーされているため、さほど職をえらばない傾向に
あるようだ。ちなみに、不人気だとおもわれがちな営業関係も、給料のよさなど
から、かえって事務系などよりも人気があるようだ。
だが、僕は思わずうがった見方をしてしまう。彼らはいったい、景気が回復し
たあとで、その会社で営業をつづけるのだろうかと。深く考えれば仕事とは、そ
して働くということに若干の寂寥をおぼえてしまうようなといかけかもしれない
が、そう思わざるをえないほど、新卒の学生は要領よく内定をとっていたように
みえた。ニュースや新聞がおしえてくれないようなことを、ここでは教えてくれ
る。
そういう職安に僕は、今年何回行くことになるだろうか。
それでも、実にすがすがしく帰ってくることができたのは、きっと、就職祝な
どを虎視耽々と狙っている、狡猾な彼らの本心が、かいまみえたきがしたからな
のかもしれない。
□□ [白石 涼介 shiraishi@ninjin.net]
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■ めたまんの編集メモ
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今日も風邪です。うはー。もう大変です。
ここで、風邪だ風邪だと書いているせいで、読者の方々から励ましやアドバイ
スのメールをいただいています。個別にお返事しませんが、本当にありがとうご
ざいます。
いただいたメールの中で、薬剤師の佐藤さんからいただいた、風邪を早く治す
コツを紹介しておきます。
1)冷たいものはぜったいにさけること。ミカンは食べてはいけない。
温かいものをのむ。
2)外から帰ったら、塩水でうがいする。足の裏もよくふく。
(邪は足裏から侵入する)
うーむ、ということで、今日はこの辺で。ホントはネタがたまってますが、パ
ワーダウンの誌面で申し訳ないです。
□□ [めたるまん metalman@ninjin.net]
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編集発行人:山崎一幸 発行:にんじんじむしょ
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〒362-0076 埼玉県上尾市弁財1-8-21
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