■ Mail Magazine Radica 1999年 1月14日(木) 第253号 □□■
■ Contents
□ RADICA EXPRESS 「最新インターネット情報」
休刊雑誌「WIRED」元編集長、新雑誌「サイゾー」創刊準備
80分録音可能な MD が登場
□ 日常の、私へのことば
□ おじさんの日常
□ めたまんの編集メモ
WIRED元編集長氏の文章、モルモン教で電子メール禁止、WinGroove復活
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■ RADICA EXPRESS 「最新インターネット情報」
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● 休刊雑誌「WIRED」日本語版元編集長、新雑誌「サイゾー」創刊準備
デジタルカルチャー誌「WIRED」日本語版が休刊が発表されて約半年。元編集長
の小林弘人氏がまた動き出した。それが、1999年春に創刊予定の「サイゾー」。
HotWiredに連載していた、小林氏の連載ページ「編集モンキー」によると、サ
イゾーはWIREDとは別路線とのこと。本人曰く「目標販売部数3億5千万部の売れ
スジ狙った腹黒い雑誌」だそうだ。
(株)インフォバーンに載っているサイゾーの仮ホームページを見る限り、マ
リオとソニックを話題にしたデジタルカルチャー記事や、漫画ベルゼルクを扱っ
たポップカルチャー記事などを載せている。
WIREDと別路線といいつつも、ネットワーク社会や情報化社会の夢を語り、アニ
メなどのポップカルチャーを取り上げるWIRED臭さを残したいというか、そういっ
たものを好むWIRED読者は取り込みたいようだ。
なんか想像するに、おしゃれな週刊アスキーでもねらっているのかも。でも本
当のところは、本誌を見るまではわからない。それまで、刮目して待とう。
○ INFOBAHN:サイゾー
http://www.infobahn.co.jp/
○ EDITORIAL MONKEY:ジ・エンド・オブ・編集モンキー/HWJ編・最終回
http://www.hotwired.co.jp/wiredmagazine/kobahen/geppou9811-1.html
○ HotWired Japan -Wired Magazine-
http://www.hotwired.co.jp/wiredmagazine/
□□ [Hosaka the G33kSt@r hosaka@sco.bekkoame.ne.jp]
● 80分録音可能な MD が登場
ソニーから、80分録音可能なMDが発表になった。2月10日発売、1枚650円。
MDは、今まで74分までしか録音できなかったため、たまに見かける74分以上録
音されているCDをMDに録音しようと思っても、74分を超える部分については尻切
れトンボになるか、泣く泣く一曲削除しないといけなかった。
気になる互換性だが、従来のMDプレイヤー、MDデッキでもちゃんと使えるそう
だ。
待ちに待った人も多いと思う。が、新しいメディアはminiDVもそうだったよう
にすぐ品切れになるかもしれないので、発売日は店頭へ急ごう。
○ 80分の録音時間を実現 録音用ミニディスク“プリズム80” 発売
http://www.sony.co.jp/soj/CorporateInfo/News/199901/99-004/index.html
□□ [上倉 賢 masaru@kamikura.com]
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> ○○ Radica新連載企画「ニセ首相に聞く」への質問を募集致します ○○ <
『ニセ首相官邸ホームページ』公開中のニセ首相が
当Radica誌面上にて読者からの質問に答えます。
国民の皆様の日々の疑問を解決するため、
不肖ワタクシ炎の牛となって誠心誠意お答えします
(ニセ首相談)
●質問はお気軽にEメールにて s-muraka@t3.rim.or.jp まで
「Radicaニセ首相質問係宛て」と明記した上でお寄せ下さい。匿名も可。
http://www.t3.rim.or.jp/~s-muraka/kantei/pkantei.html
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■ 日常の、私へのことば 宮入 恭平
"どんなに若くても、一国一城の主になれる"
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東京では穏やかな日々が続いている。毎日が澄み渡る青い空。でも日本は広い。
冬型の気圧配置になると、日本海側は荒れ模様の気候が続く。僕の生まれ育った
街も、冬になると低くたれ込めた灰色の空から、深々と雪が降っていた。
大雪が日本海側を覆い尽くした日、僕はライブのために長野へ行った。長野は
僕の生まれ育った街。それとは関係なく、僕は定期的に長野でライブをやってい
る。長野へ行く時には、新幹線か高速バスを使う。時間がない時は新幹線が便利
だが、新幹線の片道分の金額で高速バスの往復チケットが買えるので、懐が寒い
時には高速バスを利用する。今回は、冬のせいか(?)懐が寒かったので、高速
バスを利用した。予め、往復分のチケットを購入すると、なんと1割引で買うこ
とができる。まさか、大雪になるとは思わなかったので、僕は高速バスのチケッ
トを買っておいた。ところが、出発当日のニュースを見ると、朝から「大雪に関
する情報」が流れていた。定刻に着けば、ライブのリハーサルまでゆっくりする
時間が持てる。でも到着が遅れると、リハーサルの時間に間に合うかどうか、ギ
リギリのところ。雪が少ないことを願った。
高速道路を北へ向かうに連れ、空はどんよりとしてきた。それでも雪は舞って
いる程度だった。道路も空いていて、以外にも定刻に到着した。まずホテルにチェッ
クインして、リハーサルまでの時間をのんびり過ごした。そしてテレビをつける
と、教育テレビが放送開始40周年の特別番組をやっていた。タイトルは「日本の
学校、ここを変えて」。ジャーナリストの江川紹子が司会を努め、全国の小・中
学校の教諭たちが意見を述べるという番組。
僕は教育問題に関心がある。何と言っても、学生の時に教育実習を経験したほ
どだから。僕は教師が好きではなかった。でも、実際のところは教壇に上がって
みなければ分からないという気持ちから、僕は実習生として教壇に上がった。そ
してその時の経験から、もう二度と教壇には上がらないと思った。というのも、
教師という小さな世界の中の考え方に、僕は興醒めしてしまったから。もちろん
教師だって人間。「先生」と呼ばれていても、完璧な人間ではない。だけど、大
抵「先生」と呼ばれると、ろくなことはない。教師もまた然り。そんな自分の経
験を思い出しながら、僕は番組を見ていた。
案の定、教諭たちの意見は呆れてしまうものばかりだった。放送中にファック
スを募集していた。番組の中で紹介されるファックスは、大方が出演している教
諭たちに対して、意見を述べるものだった。手元にファックスがあれば、僕も間
違いなく送っていただろう。何しろ彼らは、自己を守ることしか考えていないの
だから。そして彼ら自身、そんな自分たちの考えを当たり前のものとして捉えて
いる。「カラスは白」と覚えてしまったように。
僕が教育実習に行った時に、ある教諭がこんなことを言った。「教師はどんな
に若くても、一国一城の主になれる」と。それを自己否定の意味で言ったのか、
今となっては知る術もないけれど。番組の中である教諭が、「実際の学校は、ド
ラマのような訳にはいかない」と言っていた。もちろん、教師は俳優ではないか
ら。
□□ [宮入 恭平 kyohei@ea.mbn.or.jp]
□□ [KYOHEI MIYAIRI WEB PAGE http://plaza26.mbn.or.jp/~kyohei/]
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■ おじさんの日常 深津 勝
「ジョセフィーヌ」
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街も人々も、正月気分が抜けいつもどおりになってきましたね。年末の残り仕
事を3日から始めました。あいかわらずのバタバタです。さて、いきなりの「ジ
ョセフィーヌ」にびっくりしましたか。いいえ、なにも、愛人の名前をひけらか
したりはしませんよ。ワンちゃんの名前なんです、これが。
今の時期、太陽もなかなか目を醒ましません。日の出は6時半を過ぎます。休
みの間、早朝と昼過ぎの2度、犬と散歩を楽しみました。各1時間ほどゆっくり
と近所をまわってきます。早朝のお散歩は、休みの日以外は無理なので、我が家
の犬も大喜びです。元旦の朝、突然雑木林の奥から聞こえたのがこの呼び声です。
「ジョセフィーヌ、ジョセフィーヌちゃん」
不覚にも固まってしまいましたね。声の方を向くと初老の女性です。うーむこ
れはどう対応すべきか、とにかくジョセフィーヌなのであるからして問題は複雑
です。私の元旦ボケの思考回路は瞬時に結論がでず、たぶん犬の名前なのではな
いか、あるいは猫か、まずペットのトカゲチャンなんかには付ける名前ではある
まい。ひょっとして交換留学で来ている16歳のフランス娘か、などといろいろ考
えてしまいました。
やはり、どうなんでしょう、いろいろあってもいいとは思いますが、近所のオッ
サンを固まらせる名前は避けていただきたい。なんですか、おまえんとこはどん
な名前かって、これがもう一発で日本の犬とわかる「健太君」です。近所の犬も、
まあ大体許せる範囲内の名前で「コースケ」とか「ムク」あるいは「ジロスケ」、
ちょっとあぶないけど「ユウイチロウ」なんてのもいます。
あ、それから付け加えますと、健太君は「ケンタクン」が名前なのです、健太
という名前に君をつけて「健太」君ではありません。けれどもイントネーション
は健に強勢がはいります。健太の太に強勢が入ってしまうと、南アフリカ犬にな
ってしまいます。なぜ「健太君」になったかは少しこみいった話になるので別の
機会に説明しますが、例えば「ケン」だけだと、いつも少し威張った感じで呼ぶ
ことになるので、犬が卑屈になる危険があるということも考えました。
□□ [深津 勝 bi-n-go@remus.dti.ne.jp]
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【Jan 15,1999】 | 自分の感情を素直に出すと、受け入れてもらえそう
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■ めたまんの編集メモ
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WIREDの元編集長氏、書くことが面白くないですね。実は、「編集Monkey月報」
をちゃんと読んだことがなかったんですが、これ、面白いですか? 確かに「あ
の」WIRED編集長が、ち○ことかま○ことか書いていれば面白いでしょうけど、肩
書きはずしたら、読むに値する文章ですか?
こういう人が作る新雑誌、面白くなるといいですが。
モルモン教の伝道師に、電子メール禁止のおふれが出たそうです。電子メール
に熱中して、伝道がおろそかになる、というのがその理由。モルモン教にも認定
された電子メールの中毒性、というところですか。「ジャーナリスト魂」木村太
郎さん風ですね。
NTTDoCoMoの副社長が、自殺されたそうです。
http://aulos.mainichi.co.jp/indigo/hotnews/hotnews11.html
ディスク消去機能をつけてしまって、ネット中から大顰蹙を買った、MIDI再生
ソフトの「WinGroove」ですが、反省モードから復活したようです。
先ほど、最新バージョンをダウンロードしてインストールしてみました。完成
度が高くなっていますね。ですが、なんとなく雰囲気がビルゲイツっぽい。どう
もイヤ。
http://www.cc.rim.or.jp/~hiroki/
携帯電話を機種換えしてみました。ツーカーなんですが、スカイメッセージと
いうメールサービスが使える機種です。
遅ればせながら、という感じで申し訳ないですが、携帯電話だけで電子メール
がやりとりできるのは非常に面白いです。実用ということでは、ちょっと「?」
となってしまいますが、遊びなら非常に楽しいです。専用線の環境なら、装置の
監視情報を電子メールで携帯電話に送ってやる、なんていうことにも使えそうで
す。
□□ [めたるまん metalman@ninjin.net]
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編集発行人:山崎一幸 発行:にんじんじむしょ
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