■ Mail Magazine Radica 1999年 1月28日(木) 第263号 □□■
■ Contents
□ RADICA EXPRESS 「最新インターネット情報」
格安メモリ通販サイトを装った、大型詐欺事件発生か?
□ 正太猫の人生相談
□ おじさんの日常
□ めたまんの編集メモ
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をお待ちしております。どうぞ radica@ninjin.net宛お気軽にお寄せください。
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■ RADICA EXPRESS 「最新インターネット情報」
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● 格安メモリ通販サイトを装った、大型詐欺事件発生か?
「Kingston社製の128MB DIMM SD-RAM PC100 CL2が200個限定で、送料と税込み
で一万円」というインターネット通販がいま、問題になっている。
ことの発端は21日頃、“株式会社テレシステム”の名義の128MB SD-RAM安売り
のスパムが一部のユーザーに送られたことから始まる。通販価格はなんと1万円。
現在の市価はおよそ2万円ほどなので、これは破格値だ。そのあまりにも安すぎ
る価格のため、パソコン価格情報系の掲示板で話題になっていた。
そのサイトの作りや内容の一部が、宇宙開発事業団や、モーター製造会社が公
開しているWebのまる写しであったり、料金先払いの通販形態であったりしたため
に、当初から胡散臭いと思われ、そのことを直接問い合わせた人もいたようだ。
しかし、電話をかけても呼び出し音がなるだけで誰も出ない。NTTインターネッ
トタウンページでも、 同じ社名、住所、電話番号の会社が存在するものの、業務
内容は「看板・標識」となっていた。
そして25日、突然に株式会社テレシステムのホームページが消失してしまう。
こうなると、ネット詐欺事件の疑いが濃厚だ。とうとう「株式会社テレシステ
ム SDRAM詐欺被害者のHP」というページを立ち上げる人も現れてしまった。
掲示板の書き込みによると、届け出た警察の窓口で、「とりあえず、品物が届
く期日まで届け出を待ってください。」と言われているそうだ。
今のところ、これはネット通販詐欺だったのか、そうじゃないのか確定してい
ない。
唯一明らかなのは、お金を振り込んだ人が、本当にメモリが送られてくるのか
不安な日々を送っているということだけだ。
○ PCFront Menu
http://www.din.or.jp/~nao/
○ パソコン価格情報:口コミ掲示板
http://www.kakaku.co.jp/bbs1/notebooksp.cgi
○ 株式会社テレシステム SDRAM詐欺被害者のHP
http://www2u.biglobe.ne.jp/~endless/
○ 株式会社テレシステム(もちろんすでに無い)
http://www.alpha-city.co.jp/telesystem/
□□ [Hosaka the G33kSt@r hosaka@sco.bekkoame.ne.jp]
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> ○○ Radica新連載企画「ニセ首相に聞く」への質問を募集致します ○○ <
『ニセ首相官邸ホームページ』公開中のニセ首相が
当Radica誌面上にて読者からの質問に答えます。
国民の皆様の日々の疑問を解決するため、
不肖ワタクシ炎の牛となって誠心誠意お答えします
(ニセ首相談)
●質問はお気軽にEメールにて s-muraka@t3.rim.or.jp まで
「Radicaニセ首相質問係宛て」と明記した上でお寄せ下さい。匿名も可。
http://www.t3.rim.or.jp/~s-muraka/kantei/pkantei.html
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■ 正太猫の人生相談
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相談:
36歳の普通のサラリーマンです。
結婚していて子供もいて、家庭に不和はないのですが、12年ほど前からつきあ
っている女性がいます。以前、在籍していた会社の同僚で、彼女も結婚していま
す。10年ほど前に、どっちと結婚しようかという葛藤のあった末、いまの妻を選
んだのですが、結局、その彼女とも別れられず、付き合い続けてしまいました。
私の気持ちとしては、昔とそんなに変わらない距離感を持って接しているので
すが、彼女のほうは、ちょっと違うように思います。若干、距離をおいて付き合
いたいと考えているように見えます。かといって、単なる友達でもないのです。
いわゆるセックス・フレンドといった、遊びの関係でもないです。友達以上、恋
人未満というやつでしょうか。
結婚したうえで、別の異性と付き合うことについて、女性と男性で、感覚的な
違いがあるのでしょうか。
このまま付き合い続けていくこは出来るのでしょうか。
回答:
ねこでし
いわゆるまあ、浮気ていうやつでしけれども、長いでしよね、とにかく、10年
をこえてつきあっているていうのは、おたがいなにをもとめているのかいまひと
つわからないんでしけれども、セックスフレンドだろうとなんだろうと、言葉で
はなんとでもいえましけれども、それはつまり日常の不満というものが発散され
るときにどのようなかたちをとるかの問題であって、浪費癖のあるひともいれば
不倫とか浮気にはしるひともいるわけで、いちがいではないわけでし。
そういったなかで、おなじような境遇にある男女のもののかんがえかたのちが
いていうのは、やっぱり当然のことながらあるわけで、男というものは、家庭を
もっていても、そこから逸脱することが容易なんでしね。どういうことかていう
と、男にとって家庭というものは、安息の地となりうるということなんでし。
つまり、日常ではあるけれども、半ば日常ではないような、いいかえれば、そ
こは自分の稼いだ金で買った保養地のようなもので、いごこちはいいのかもしれ
ないけれども、そこからでていって、なにかをしようとしても、束縛されるほう
が、ちょっとまってくれといいたくなるような気分があるんだとおもうんでしね。
だから非日常であるはずの浮気というものを、単純に日常に組み込むことができ
て、現実としてしっかりとらえてしまうわけなんでし。
それは、意識の鈍化のようなものなのかもしれないでしね。
たいして女性は、家庭というものは、安息の地ではなく、待つべき場所なので
はないかとおもいまし。
もちろんそこでくつろぐことはできるかもしれないけれども、旦那であるとか
子供は帰ってくるわけだしいいかえればそれは家庭そのものを実質まもっている
という立場があるのではないかとおもうんでし。
そうすると、浮気にしてもなんにしても、現実というものがつねに家庭にある
ために、自分の欲望のためだけに非現実をおいそれとはうけいれることができな
いような、どこかよそよそしい態度になってしまうということは、ありうるとお
もいまし。
それは、男は束縛し、女は束縛されるものであるということではなく、もっと
おちついてかんがえるとわかるような、男としての感覚、女としての感覚の違い
からくる現象なんじゃないかとおもいましね。
ただ、それはそれとしても、たとえ浮気であろうとなんだろうと、お互いがす
きであって、なおかつ家庭生活も大事にしておきたいとおもいながらあるていど
の自制心をもってつきあっていくなら大きなトラブルもなく、いけるんじゃない
かとおもいましね。
ぎゃくに、いまのじてんでなにか、ばれそうだとかそういう不安があるのであ
れば、それは、もうすこしふたりではなしあって、おたがいもっと年をとってか
らのこともふくめて、どうなのかていうぶぶんをはなしあってみてほしいでしね。
というわけで
「むかいさん あのたんかでは つまらない」
お、おもわづこ、こころにおもっていることをかいてしまったでし。
じゃなくて、
「うわきでも こいするふたりは かがやいて」
ということになりましね。
えで、であ
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● どんな悩みでも結構です。 ●
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● 質問内容をradica@ninjin.net宛までお送りください。 ●
● 秘密は厳守します。 ●
□□ [正太猫 sasneko@cap.bekkoame.ne.jp]
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■ おじさんの日常 深津 勝
「親子」
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娘の運転する車に同乗するのは久しぶりだった。まだ免許取り立ての頃、心配
なので乗ってみた。なんとか大丈夫だろうとカミさんに報告をし、それ以来のこ
とである。少し自慢になるが、僕は無事故無違反を10年以上続けている月間の走
行距離は平均3000キロだ、首都圏を走りまわっているが、決まりきったルートを
走るわけではない。そのうえでのこの無事故無違反は、やはり、自慢できる。
家族の運転は似てくるものだと友人が話していた。ところである日、カミさん
が気になることを僕に告げた。
「あのね、オネーチャンの運転なんだけどね、怖いのよ」
「なにが」
「交差点なんかさぁ、キキキーて音がすんのよ」「それにさぁ、どなるの」
「どなるって」
「とにかくね、一度乗ってみて」
ま、それで今回の同乗となったわけである。土曜日の夕方、娘が自動車の修理
工場へ行くというので口実をつけ乗せてもらった。車好きの娘は2人乗りのスポ
ーツタイプの車に乗っている。座ると座席にすっぽり包まれてしまう。僕のトラッ
クとは大違いだ。
最初の衝撃は川越街道を右折するところであった。いえ、なにもぶつかったわ
けではないわけで、僕の小さなハートがけっこうな衝撃をうけたのである。
「テメェーどこ見てんだよぉ、オラーッ」
「・・・・・・」
「青だろうが、 ボケェー」
「・・・・・・」
えーと、上記の会話は、あの、娘の発した言葉なのです。
少し時間をおいて、しかも威厳をもって、父親の僕としては重大な決意を持っ
て話し掛けようとすると、第2の衝撃です。僕の体が助手席側のドアの内側にピッ
タシくっついてしまうほどの急ハンドルです。
「キキキキーーーキキ」サルの鳴き声ではありません。タイヤと僕の悲鳴です
なにも言えないうちに第7の衝撃まであり、無事目的地に着いた。僕は急に大
事な用事を思い出し娘と別れて一人で帰ることにした。
よく考えてみると、娘はカミさんに性格が似ていると思う、いや、絶対にそう
に違いない。
□□ [深津 勝 bi-n-go@remus.dti.ne.jp]
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★:*:-''☆:*:-''★ 今日のラッキー星座 by アネッセ ★''-:*:☆''-:*:★
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【Jan 29,1999】 | 頭の回転が速く、仕事に遊びに…充実した一日に!
★★★★★ | 牡牛座 | 思いやりのあるジョークで周囲を幸福気分にしそう
http://annesse.d-b.net/ (C)1997-1999 Lisa Kensington & annesse
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■ めたまんの編集メモ
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昨日の伊藤氏の法廷について、もう少し。
傍聴席には伊藤氏のほか、唐沢氏の代理人などがいらしたようです。総勢10名
ほど。座席の2/3ほどが埋まっていた感じです。
オタク風の人物も数名。やはり、注目度が高いのでしょうかねぇ。
そのうち、伊藤氏から寄稿していただけそうなので、ご期待ください。
東京電波塔さんへのファンレターが結構な数、来ていました。ありがとうござ
います。そんなに反響があるとは思いませんでした。
「書き方講座」のご要望をいただいています。これ、ライターがいれば企画を
実現させたいですね。
ちょっとしたリーク情報?ですが、猫語講座は近日中に開始する予定です。先
ほど、正太猫と電話で打ち合わせして、ほぼ決定ということです。
ともざきさんの連載なんですが、どうも読者の方ですぐ近所(中国安徽省合肥)
に住んでいらっしゃる方がいらしたようです。なんとまぁ。
□□ [めたるまん metalman@ninjin.net]
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編集発行人:山崎一幸 発行:にんじんじむしょ
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〒362-0076 埼玉県上尾市弁財1-8-21
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